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大人の足のトラブルは子ども時代から予防していきましょう

日独小児靴学研究会の小児靴学プライマリーでは、

1. 小児の足
2. 小児の成長と発達
3. 先天性疾患や障害
4. ドイツ靴医学
5. 小児の歩行
6. 子ども靴の構造と機能的選択

などについて学べますが、子どもの足のことだけを研修している訳ではありません

歩行や運動時の疲れや足や膝の痛み、不定愁訴を訴える人のその大元を辿ると、身体の成長発達の大事な時期である乳幼児期からの〝足部の骨格形成やアーチ形成〟〝運動習慣〟〝身体の使い方〟〝間違った靴の選び方と履き方の習慣〟が原因となっているケースも多くみられます。

今、盛んに叫ばれているロコモ予防やフットケア、靴選びなど、主に高齢に向かっていく過程の成人を対象とされて啓発されている場合が多いですが、運動の要となる“足”は、高齢者になるまでに、すでに痛みや変形が発生している場合も少なくなく、その中には、“大人の足のトラブルは、子ども時代から作られているかもしれない” ということが、まだまだ知られていないのです。

※ロコモとは ? :運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。2007年、日本整形外科学会は人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、このロコモという概念を提唱しました。いつまでも自分の足で歩き続けていくために、運動器を長持ちさせ、ロコモを予防し、健康寿命を延ばしていくことが今、必要なのです。
出典:ロコモ チャレンジ!推進協議会より


子どもの健康や教育に携わる方はもちろん、成人の健康や身体、運動に関わる方々に、このことをぜひ知っていただき、知見を深めていただければと願っています。

小児靴学研修のプライマリーコースの第1期がこの2月で修了となり、一年間の集大成として、最終日には、受講者による研究発表会を行います。このセッションを一般公開し、レセプションパーティを開催いたします

小児靴学を習得した日本初の専門者の知見を聴講いただき、《子どもの足と靴を知る》を繋ぐご交流をいただければ幸いです。お席は25席のみですので、ぜひお早めにお申し込みください。

【お申し込みは、こちらから】
公開セッション・お申し込み

開催情報
日時:2017211日(土/祝) 一般公開受付/13:15~13:40

13:45-14:15
プレゼンテーション[子どもの足と靴の専門者として必要な知識とは]
開会の挨拶   共同代表 伊藤 笑子

14:15-15:10 セッション1[社会活動]
15:10-15:20 休 憩
15:20-16:20 セッション2[靴構造・足部]
16:20-16:30 休 憩
16:30-17:30 セッション3[足部・歩行]
17:30-18:00 休憩/審査/レセプション準備

18:00-20:00
プライマリー修了式 & レセプションパーティ
総評  常任講師 ベーレ・ルッツ
審査発表・修了証授与
修了の挨拶  共同代表 塩之谷 香
レセプションパーティ
2017年度プライマリー・アドバンス受付

会場:外苑前アイランドスタジオ
東京都渋谷区神宮前3-1-25 神宮前IKビル2F
東京メトロ・銀座線「外苑前駅」3番出口より徒歩5分
(青山通りを渋谷方向に向い、青山3丁目交差点を右折して直進。 DESIGN STUDIO WOOODの2階)

審査員:
塩之谷香
 整形外科医 医学博士(塩之谷整形外科病院副院長)
伊藤笑子 マスターシューアドバイザー 保健学修士(フラウプラッツ代表)
ベーレ・ルッツ 整形外科靴マイスター(株式会社フィートバックCEO)
ベーレ・操 日独通訳者 プレゼンター(株式会社フィートバック)
島村雅徳 義肢装具士 人間総合科学大学講師(株式会社シンビオシス代表取締役)

通訳者:
ベーレ・操、ドリス・ワインゲルトナー、島村雅徳

参加費:
お一人税込 20,000(レセプションパーティ飲食付)

特典:
「日独小児靴学研究会プライマリー研究発表会・レセプション」に参加された方は、小児靴学研修プライマリーコース(1年・9回・全67時間)を受講されるための本会入会金2万円が免除となります。

対象:
シューフィッター、靴販売員、靴製造メーカー、保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校・大学関係者、幼児教育指導者、運動体育指導者、医師・理学療法士・作業療法士・義肢装具士、看護師・助産師・保健師等、医療従事者、幼児子ども関連のインストラクター・アドバイザー・カウンセラー・セラピスト、小児医療に関わる方、また、将来、保育・教育・医療者・靴作り、靴販売を目指す学生など、日独小児靴学プライマリー研修にご興味をお持ちの方。

定員:25名

2017.02.11.公開セッション&レセプションプログラム

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