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【日本における「足育」啓発の行く末は?】

「子どもの健康な身体作りのために」「一生歩ける足を作るために」というすばらしい大義のもと、知識を求める保護者が増えて、子どもの足と靴について様々な情報が行き交っています。

日本の子ども靴に対する認識は、長い歴史の変遷の中で、その本質を商業主義に委ねて来たことで、子どもの身体や運動との相関性を熟考することなく今に至っています。

一方で、知りたい人と教えたい人の間にニーズが生まれ、「足育」が一種のカルチャービジネス化するのに時間はかかりませんでした。しかし、子どもの「生体」にかかわることに対して、体系的な専門教育を受けることなく、実務経験も不十分なまま「足や靴の専門家」として語るその内容の影響力を考えるたびに、専門知識はもちろん、職域に適した情報リテラシーも合わせて習得する必要性を痛感しています。

日本の中での「足育」をどうとらえるか?

日本における「足育」のゴールは、家庭での子どもの足と靴についての意識改革をスタートに、大人たちひとりひとりが、子どもの足に関心を持ち、関係各者がきちんと協調し合って日本における靴の間違った習慣や意識を改善し、高機能な靴の適正価格での安定供給を定着させることで、靴環境をよりよく整えていきたいと願っています。

その需要にしっかりお応えしていくためにも、日本で唯一の「小児靴学」を構築した日独小児靴学研究会で小児の足と靴について、一緒に学んでいただく方を広く求めています。
2017年プライマリー研修募集中です。

日独小児靴学研究会
共同代表 伊藤笑子

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