“正解”が確立されていない小児靴の専門家を育成
~子どもの足とからだがあぶない現代、専門者養成が急務~
子どもの運動不足や、「真っすぐ立てない、長く歩けない」といった体力の低下が指摘され、浮き指と言われる状態や扁平足などの問題、姿勢の悪さが深刻化しています。 幼稚園や学校などの指定靴、スポーツの現場を通して、多くの足のトラブルが発生し、足や歩き方、靴の相談先がわからない、といった保護者が数多くいます。
大人の足に対する診断や治療法とは違い、未完成な子どもの足について、正しい見識や靴のガイドラインは確立されておらず、医療・保育・教育現場において、さまざまな方針が散見されているのが実情です。
一方で、「足育」「歩育」「靴育」「姿育」など、さまざまな民間団体や個人の啓発活動が始まり、「子どもの足と靴は大切である」という概念は育ちつつありますが、実際には、現場では、指導者側が体系的に学ぶシステムがないままアドバイスが行われています。
そこで、ドイツ靴医学の第一線で知識と技術を積み上げてきた、整形外科医・シューアドバイザー・整形外科靴マイスター、という専門家が、「日独小児靴学研究会」を樹立し、子どもの足と靴の正しい見地を《小児靴学》と位置づけ、専門者の育成を図ってまいります。
日独小児靴学研究会では、2016年5月5日からスタートしましたプライマリー研修にて、1年かけて学ぶ、専門的知識に加えて、検証を重ねた「子どもの足と靴の評価」と正しい啓発の方法を受講者の皆さんと構築し、2017年2月以降、広く公開できますよう、進めていきます。
子どもの足の成長と発達と子ども靴についての専門的見地を持ち合わせた日独小児靴学研究会正会員の誕生にご期待下さい。
日独小児靴学研究会 準会員
・プライマリー全日程コース受講者(敬称略・準会員受付順)
広嶋 伸子(神奈川県・ママと子どもの足のサロンねむのき)
石田 光江(京都府・丸手印靴工房)
五十嵐 洋子(和歌山県・ANDANTINO)
長島 理恵(神奈川県・ナチュラルフットケアサロン足時間島時間)
山田 宏大(新潟県・靴のやまごん)
村田 由一(千葉県・株式会社ブロック )
小川 智恵美(岐阜県・アルシュ株式会社 )
久保川 温加(茨城県・介護老人保健施設 理学療法士)
角南 ゆり絵(神奈川県・個人)
栗田 瑞恵(岐阜県・ドイツ式フットケアサロン椿)
榎園 早苗(新潟県・いこって足いく )
青山 祐美(東京都・一級建築士)
前田 亜衣(京都府・ウェルネス&シューズサロン フラウプラッツ )
辻野 道子(兵庫県・神戸医療福祉専門学校三田校整形靴科)
澤田 妙子(新潟県・べるせフット)
松本 洋子(大阪府・フットケアサロン フフ(fufu) )
高橋 さなえ(兵庫県・株式会社メーバル)
山崎 仁史(福井県・有限会社リハぷらす 理学療法士)
志村 淳子(東京都・フリーランスライター)
金子 玲子(埼玉県・足育フットケアサロン七つ星 )
小堤 啓史(東京都・株式会社キッド)
・プライマリー単日コース受講者
矢島 幸子(千葉県・矢島整形外科医院 )
常任講師
塩之谷 香 整形外科医
(愛知県・塩之谷整形外科病院副院長・医学博士)
伊藤 笑子 マスターシューアドバイザー
(京都府・フラウプラッツ代表・保健学修士)
ベーレ ルッツ 整形外科靴マイスター
(茨城県・株式会社フィートバックCEO・整形外科靴マイスター)
2016年度プライマリーのゲスト講師
松田 隆
(鳥取県・医療法人まつだ小児科医院理事長・医学博士)
多和田 忍
(愛知県・医療法人TRCたわだリハビリクリニック理事長・医学博士)
大谷 知子
(東京都・靴ジャーナリスト)
「医療者のための、日独小児靴学・単日聴講コース」は、受付継続中です。
◉日程:2016年度 開催地:東京
基礎1前半: 5月 5日(木/祝)(終了)
基礎2後半: 8月11日(木/祝)大井町きゅりあん
基礎3後半:11月23日(水/祝)大井町きゅりあん
基礎4後半:翌2月11日(土/祝)東京
※欠席の分の振替はありません。
◉受講料等:
入会金 20,000円
年会費(準会員) 10,000円
受講料 48,600円×参加日(税込/前納)
■会員要項( PDFファイルが開きます)
■プライマリー・単日聴講コース お申込みフォーム
■ プライマリー詳細プログラム(2016.05.02改訂版)( PDFファイルが開きます)
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