まつだ りゅう
小児科医
医療法人まつだ小児科医院理事長。医学博士。
鳥取県中部医師会会長。鳥取県中部学校保健会会長。
倉吉市出身。1982年北里大学医学部医学科卒業。
1987年鳥取大学大学院医学研究科卒業、医学博士号取得。
1987年鳥取県立厚生病院小児科勤務。1992年まつだ小児科医院開業、同院長を経て、1994年医療法人まつだ小児科医院理事長に就任。
2000年より、保育園や多くの健診などで子どもたちの足を診るようになり、内反小趾や外反毋趾、扁平足などの足の異常がみられるとともに、前弯などの姿勢のゆがみ、しゃがめないなどの体の硬さも目立つようになってきた。その原因のひとつに、靴の選び方や履き方の問題があげられ、幼児期からの靴教育の重要性とともに、メディア接触の代わりに、自然の中でしっかりと遊べる環境づくり【Out media&’Play out (2out:ツーアウト)!足元からの健康づくり】の推進を手掛ける。
2012年日本ノルディックウォーク学会副会長に就任。同年、第1回日本ノルディックウォーク学会学術大会(湯梨浜)大会長を務め、大韓ウォーキング連盟李・康玉理事長の「2本の足が医者、自然が病院」という理念のもと、ウォーキングが人や社会にもたらす効用「5K」(健康・観光・教育・環境・交流:ウォーキングテイメント)によって、ロコモーティブシンドロームや転倒を予防し、自分の足で棺桶まで歩いていける「足元からの健康づくり」を提唱し、普及啓発活動を行う。
2015年第29回日本靴医学会学術集会において、パネルディスカッション2[小児の足と靴を考える]のパネラーとして登壇。「足元からの健康づくり~幼児期からの歩育と靴教育の実践~」を講演する。子どもの足の成長発達と靴教育の重要性を熟知し、多職種連携や行政との恊働の大切さを訴えながら「歩育」を実践する第一線の小児科医である。