ドイツでは、マイスター称号が与えられる全ての専門職は、法的に定められた理論と実践を長年に渡り学び、幾多の難関試験を乗り越えて、ようやくその職業人として従事出来るのです。
日本の足と靴の業界に長年携わる中で、日本は先進国であるのに、特に一番気を付けなければいけない小児の足と靴はまだ、発展途上であると言わざるを得ません。
それは、小児の足や靴を語る方々、それに従事されている方々も然りで、非常に偏った学び方、伝え方を拝見していて、長年危惧しておりました。
日本とドイツで、実際に整形外科靴マイスターとして足底板や靴製作に携わってきた数々の症例を御覧いただきながら、あらためて日独で顕著に見られる小児の足部変形の分析・解析・経過過程・処置前後の事例などを聴講いただきます。