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業界紙・フットウエアプレス3月号に掲載されました!

日独小児靴学研究会(JAGSS)の研究発表会が、業界紙・フットウエアプレス3月号に掲載されました。
子供靴だけではなく、靴業界全体に、JAGSSの研修と活動、そしてプライマリー修了生の活躍を広く知っていただけますように。

 

 

 

 

 

 

—- 以下、掲載文より —-

日独小児靴学研究会 第1回 研究発表会 開催
――受講生による多彩な研究発表――

 日独小児靴学研究会(JAGSS)は、昨年2月「小児靴学のスタンダードを構築する」という目的で立ち上げられた。代表はマスターシューアドバイザー 伊藤笑子氏と整形外科医 塩之谷香氏、これに常任講師として、整形外科靴マイスター ベーレ・ルッツ氏が加わっている。

2016年のプライマリーコースは、2月の開講を経て、5月、8月、9月、11月、2月に各2日間ずつ講座を持ち、10月(正しくは11月)にはドイツへの視察旅行も実施した。2月11日はプライマリーコースの最終講座の日に当たり、午後からは伊藤代表の開会のあいさつに続いて、各受講生が研究発表を行った。

伊藤代表は開会のあいさつのなかで、「昨年の2月11日に公開セミナーを開いて5月5日からスタートし、今日最終日となりました。子供靴は足をいれる大切な入れ物です。大切に考えて使ってほしい。それは、日本の靴文化の向上にもなります。お母さまたちにも自分の足をいたわってくださいとお伝えしています。靴をはくことを最大限に知ってほしいと思っています」と述べた。

登壇者は18人。フットケアサロン、靴店、靴工房など靴や足に関わる仕事をしている人たちが、自分の身の回りからテーマを探し、計測や観察を行ってきた成果が発表された。

ナチュラルフットケアサロン足時間・島時間の長島理恵氏は、3000円が壁といわれている子供靴の価格に疑問を持ち、親を対象に靴講座を開講、聴講前後でアンケート調査を行った。丸手印靴工房の石田光江氏は、注文靴の製作者であり、その技術を活用して必要な構造を持つ靴を製作・加工した。はき口のフィット性の調整、カウンターと中底の剛性、つま先の長さと厚みなどを補正した。

ブロックの村田由一氏は、自社が経営する靴店に来店した子供の足を計測し、361名ものデータを収集した。神戸医療福祉専門学校三田校整形靴科の辻野道子氏は、子供靴の多くが面ファスナーを使用しており、折り返しのない1ウェイタイプは固定性が発揮できないことに着目し、外側からも引っ張れるようにベルトを取り付けた。

このようにさまざまな観点、気づきが生かされた研究発表で、それぞれの受講生がこの講座の内容を十分に理解し、学んだ考え方や知識を役立てていることがわかった。
発表終了後、各受講生に修了証が手渡され、レセプションパーティが行われた。日独小児靴学研究会では、次期プライマリーコースの受講生を募集している。


日独小児靴学研究会 事務局

京都府京都市左京区松ヶ崎河原田町6-7 シティパレス洛北6F
 075・744・1988

日独小児靴学研究会ホームページ
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