基礎1、基礎2が終わっての真ん中。折り返しの9月15日、第3回 日独小児靴学研究会 合同研修会を東京国際ファッションセンターにて開催しました。今年はJAGSSにご興味のある方々にも公開しようと一般参加もお受付しました。
今年の特別招聘講演1は、昨年もお越しいただき、熱烈ラブコールで再演のお願いをしまして、宮城県立こども病院 整形外科科長 落合 達宏先生より「こどもの足部変形の病態と治療の考え方」
ランチタイムプレゼンでは、共同代表 伊藤 笑子より「靴で変わる 生活快適度とからだの負担」を整形靴技術者として、また家族として、提供する側、介助する側の両方の立場と視点から「靴」の役割と問題、可能性をお話ししました。
さらに、特別招聘講演2では、「小児の足スポーツ障害と靴のバイオメカニクス」と題して、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター 准教授・副所長 橋本 健史先生に最新の構成でご講演いただきました。
役得で、橋本先生開発のメガネ型ウェアラブルセンサーをかけさせていただいてツーショット。
後半の全体会議の「学術・研究/一般活動報告」では
a) 2018年 第32回日本靴医学会学術集会 発表者より
・足部病変予防に活かすための靴の着脱状況調査 二期生 浅原 佳代
・木造軸組構法住宅にみる小児靴における靴底の剛性による支持性 一期生 青山 祐美
・幼稚園児の足長と上靴サイズに関する検討 一期生 前田 亜衣
・幼稚園児の足部形態と靴の機能的選択指標の検討 ─2─ 共同代表 伊藤 笑子
b) 2019年 第17回日本フットケア学会年次学術集会 発表者より
・288サイズからのパンプス選び~革靴認証事業i/288ショップとなって~ 一期生 小堤 啓史
・靴のフィッティング 一期生 辻野 道子
c) 『小児靴カウンセラーまでの道のり』~歩育の活動と今後の展望~ 一期生 角南 ゆり絵
と会員からの報告がなされ、とてもアカデミックな内容となりました。
そして、合同パーティでは日独小児靴学研究会認定「小児靴カウンセラー」が3名の認定証授与式。
一期生 角南ゆり絵(一般社団法人 日本ウォーキング協会 歩育コーチ)
一期生 青山祐美(フラウ合同会社 フラウプラッツ東京)
一期生 前田亜衣(フラウ合同会社 フラウプラッツ京都本店)
の3名を小児靴カウンセラーとして輩出できました。
認定者の各々のスピーチでは、苦労と喜びが混じり合った涙涙の想いに会場ももらい泣き。
とてもハートフルな時間が流れました。足と靴の大切さ、靴の可能性を拡めてください。
また、今回も見事なチームワークで進行をサポートしてくださったJMCの皆さん、ありがとうございました。
回を重ねるごとに素晴らしい組織になってきて感無量です。
これからも、ともに子どもたちの歩く世界を変えていきましよう!
次回は、10月の特別公開スキルアップセミナーでお逢いしましょう。
Wright:共同代表 伊藤笑子
全68時間におよぶ研修内容は、たった一人の講師ではなく、靴医学に熟知した一線級の整形外科医、ドイツ整形靴マイスター、マスターシューアドバイザーと、小児整形外科医、小児科医、義肢装具士、靴ジャーナリストなど各方面の一流の講師陣によって体系的、多角的に構成されたプログラムです。
小児からの足を知ることは、学童期から、成人、高齢期に至る下肢のトラブルや愁訴を知ることに繋がります。
ただセミナーを受講するだけではなく、客観的思考、科学的根拠をもって理解するという手法を身につけ、学術発表や論文化することや、社会に役立つ啓発ができること、他職種連携専門者として、小児靴カウンセラーの育成をしています。その決断があなたの未来の可能性と救える人を増やします!
【2019年度 日程・会場】
愛知・名古屋国際センター
東京・茅場町
東京・両国国際ファッションセンター
愛知・名古屋国際センター
東京・両国国際ファッションセンター
1.全日コースを受講し修了認定を受けて正会員として継続されると次年度のプライマリーコースを無料で受講できます。
認定要件:プライマリーの全課程を受講(レポート提出含む)
上記の者につき、基礎4で研究発表(修了試験とする)の合格
※欠席、レポートの未提出、研究発表未終了等の場合は、次年度に振替受講および提出、再発表が可能
2.一般では聴講できない豪華招聘講師の講演が組まれる全期が集まる合同研修会に参加できます。
3.最終の講義と研究発表会に無料参加できます。
4.アドバンスコースでは、他には稀な会員価格でより実践的な講義と実技をアクティブラーニングで受講できます。
5.同社・同店・同組織からのプライマリー全日コース参加の場合、入会金2万円が免除となります。
JAGSSでは、全国から、理学療法士、看護師、助産師、義肢装具士、鍼灸師をはじめとする医療資格者と靴店経営者、靴製作工房、医療福祉専門学校教員、フットケアセラピスト、整形靴技術者、シューフィッターのみならず、一般からも参加された方も本物の研修を受けられています。
体系的な研修を受けることでめざましくスキルアップし、小児にとどまらない成人に通ずる知識と技術の底上げをされました。
また、個人や自社だけではできない他職種連携や事業コラボがなされており、大きく業績をあげられているケースもあります。