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日独小児靴学研究会の目指すところ

ベビーの足
公開セミナーの熱も醒めやらぬ一日。
ご参加の皆さんが返信下さったアンケートを確認させていただき、改めて皆さまの想いを受け止めています。ありがとうございます。

プチ起業、なんちゃって講師、資格発行ビジネスの大氾濫の現代です。
だからこそ、きちんと研修を積むことを厭わないで、どの専門職から繋がっても、正当に役に立てるホンモノを目指しませんか?

誰かが築いたメソッドを簡単な講習で聴講しただけの知識は、ホンモノではありません。
習ったこと実践し、検証し、そしてまた試みる。
その試みている間にも、相談者から報酬をいただいている謙虚さと感謝を忘れず、その「技能のお試し期間」にすでに報酬を得ている責任を忘れてはいけないと思います。

相談者、消費者は、その知識(アドバイス)と技術(テクニック)が、正しくホンモノであると信じて、対価を支払って下さっているのです。

足の判断をし、靴の加工調整や整形靴を作成するとき、ドイツ靴医学に習ってフットプリントを使うことをはじめた整形靴技術者は、その利用目的(アインラー ゲンの設計図としての役割)、フットプリントの読み取り、分析、そして、フットプリントだけでは判断できない様々なことをどうやって確認するのか?という整合性も一緒に学んでいきました。
もちろん、何年も何十年も、その行為そのものには対価はありませんでした。フットプリントだけで、何かを語ることを切り売りすることなど、あり得なかったのです。

フットプリントを元に子どもの足を考え、語るとき、それが科学的根拠となるデータとして認められるまでに、私は日本靴医学会で、先人の医師からの洗礼を受け、調査研究結果を科学論文にし原著として認められて、ようやく先行研究として使えるようになりました。

そういう歴史と背景があることを正しく知っていただいた上で、啓発活動をともに進め、子どもの足と靴にかかわる人たちが連携できるように、と願っています。

未来を担う子どもたちの足をきちんと守り、育てるためには、啓発・提唱する側は、小児の足と靴「足育」をビジネスにする前に、まずしっかり学び、研鑽を積むことこそが、最も最初にするべき重要なことではないでしょうか?

プライマリー研修は、ただ、講師陣から一方向的に研修を受けるのではなく、各セッションで、受講者の今での経験や各々が受けた教育、知識を総合的、多角的に分析し、受講者とともに子どもの足と靴のスタンダードをひとつひとつ構築していく…というものにしていきます。

そして、来年の2月からは、1年の研修を修了した正会員の皆さんと小児靴学的見地を示すために、おひとりおひとりが【小児の足と靴のスタンダード策定委員】となるわけです。

その価値あるミッションを目指すために、5月からスタートするプライマリー全日程コースにぜひご参加ください。

日独小児靴学研究会
共同代表 伊藤笑子

【小児靴学プライマリー全日程コースのご案内】

【常任講師】
塩之谷 香(整形外科医)
整形外科医からの見地として、外来での診察基準、小児の下肢についての様々な症例、外科的処置と保存療法の検討、専門職連携システム、医療と非医療の棲み分けについて、etc…
子どもさんにご協力いただき、診断のデモもしていただきます。

ベーレ ルッツ(整形外科靴マイスター)
マイスターからの見地として、足部解剖学や機能学、フットプリント、スタティックとダイナミックの観察と評価など、医療と非医療をつなぐ整形靴技術の元となる知識を系統立て、座学だけでなく、子どもさんにご協力いただき、実技指導もしていただきます。

伊藤 笑子マスターシューアドバイザー)
シューアドバイザーの見地から、子どもの足をファーストシューズという入口の段階から、非医療としてかかわり、足と歩行と靴の適合をどのように考えるか?市販の靴の評価、適合判断の仕方。
成長発達の中で発生するトラブルに対して、医療にバトンタッチできるスクリーニングスキルをどう身につけるか?保護者に対して、実際にどういう説明が必要かつ有効かのカウンセリング方法など、座学だけでなく、子どもさんにご協力いただき、実技指導もしていただきます。

【ゲスト講師】
吉村 眞由美(靴教育学者)
シューエデュケーター養成者の見地から、
『子どものための靴教育・シューエデュケーション®ー他業種連携のために必要な知識ー』

松田 隆(小児科医)
足育活動を実践されている小児科医からの見地から、
小児科医が提唱する子どもの心身を丈夫に育てるためにー土踏まずの形成からみた足元からの健康づくりー

【プレゼンテーター】
◉ベーレ 操(日独通訳者)
渡独後、ドイツ医療制度の恩恵を直に体験した見地から、
『ドイツ小児靴教育文化Ⅱ』として、足靴を囲む職業連携とその歴史と最新独事情や小児足靴教育事情など、ランチョンセミナーとしてお話いだきます。

【トピックス】
研修期間中の11月末〜12月初旬には、ドイツ研修も企画しています。通常では見学できない障害児幼稚園施設、OSM子ども靴専門店の見学とセミナー、こ の 時期のドイツ必見のデュッセルドルフとブレーメンのクリスマスマルクト観光も入った豪華研修です。プライマリー受講者には割引特典も検討中。乞うご期待!

ドイツクリスマスマーケット
2016年度の定員25名枠にすでに10名のお申込をいただいてます。
詳細は、日独小児靴学研究会のホームページの「会員要項」をクリックされるとPDFファイルが開きますので、ご覧ください。
2月11日の公開セミナーでお申込をされる方もございますので、ご検討中の方は、是非お早めにお手続きを!

日独小児靴学研究会ホームページ

日独小児靴学研究会プライマリーお申し込みフォーム

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