プライマリーを終えて / 1 期生の声 ・・・Page5

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教育現場においても「エビデンスに基づいた教育」の重要性が

神戸医療福祉専門学校三田校
整形靴科学科長
辻野道子
                           
専門学校で小児の足と靴についての専門授業を行いたいと考え、本会に入会しました。
 
目的であった、エビデンスに基づいた小児の足と靴に関する知識はもちろん、毎回、子どもモデルさんを迎えての実技もあり、実を伴った学びを得ることができました。
 
年間コースで講座を受けるメリットは、一度受けて終わりのセミナーとは違い、前回を踏まえて次に臨むという積み上げができるため、自然と間の期間も学び続けられる環境になることだと思います。
 
また、この会を通じて、様々な職種の方々とご縁ができ、学生時代のように励まし合い学び合いながら交流を深められたことも素晴らしい収穫の一つでした。
 
今後は、本会で学び得た知識をベースとして子どもの足と靴に関する専門知識を授業に取り入れることが目標ですが、教育現場においても「エビデンスに基づいた教育」の重要性が高まる中、本会の先生方にご相談できることを大変心強く思っております。

保護者から相談を受ける立場として

足育げんき会
看護師
榎園早苗
 
今年度、プライマリー課程を受講するにあたり、私の生活している地域で足の計測会、足の健康保持のためのお話を親子向けに実施していく際に相談対応する上で、自分の知識では不十分であると感じ、子どもの足と靴、歩き方についてより専門性を深めたいという思いがきっかけでした。
 
子どもの足と靴の相談対応をする上で、子どもの成長発達に影響を及ぼす可能性が大きいこと、また、足の健康や靴の販売に関わる業種、小児保健を担当する職種の方々との連携を図ることが大切であると感じました。
 
日独小児靴学研究会のプライマリー課程では専門性の高い講師陣のもと、足の健康意識が高く、靴教育の文化が根付いている国、ドイツの情報を知ることができ、ドイツの家庭では「しつけ」の一環として保護者が子どもに対して家庭教育をしていることなどを学ぶことができました。
 
私自身が保護者であること、保護者から相談を受ける立場として、実践的な内容であり、国は違いますが子どもへの健康への願い、親としての愛情意識は変わらないものと思います。健やかな成長、将来の健康保持のための習慣作りを親から子へ伝えていくことの必要性を学ぶ機会にもなりました。
 
これからも、自分の役割を認識し、今後も自己研鑽を続けていきたいと思います。また、各専門家の方々と連携を図りながら地域の中で子どもの健やかな成長に必要な情報として学んだことを伝えていきたいです。
 
講師の皆様、ご一緒させていただいた受講生の皆様のおかげで私も息子とともに成長させていただいたことに感謝申し上げます。

助産師として赤ちゃんからの足育を

足育フットケアサロン七つ星
助産師・フットケアセラピスト
金子玲子
 
私は、JAGSSに入る前に足育活動をしておりましたが、振り返ればその時に話していた内容は、世間一般にいわれていることや、HPなどから誰もが知りえるお恥ずかしいものでした。今は違う、とはっきり言えます。
 
塩之谷先生、伊藤先生、マイスターベーレがエビデンスを基にした惜しみない専門的で深い学びを提供してくださり、有意義で確実な1年を迎えることができました。
 
毎度のレポート、決して「喜んで!」というわけにはいきませんが、その振り返りが、自分の肥やしになり、恐れ多くも先生方のフィードバックにもなるとのことで、大切な過程なのだと思います。
 
研究では、私は助産師として子どもと触れる中でテーマはいろいろ考えたのですが、やはり身近な娘の足を題材に選び、娘に協力してもらい、まだまだ稚拙ですが、なんとか仕上げることができました。多くの文献・研究論文を読み娘の足の状態を深く学びました。ただただ受け身のセミナーや講座ではない確かな財産になるのがJAGSSで学んだ知識です。
 
子どもたちの将来を担うものとしての自覚ができたのも1年間の学びと課題があったからこそと思います。また、それぞれの道に邁進されるであろう大切なメンバーと今後も深め合っていきたいと思います。
 
私は、赤ちゃんからの足育、頑張ります!!! 本当に本当にありがとうございました。

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